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World Time Attack Challenge(通称WTAC)とはオーストラリア・シドニー近郊Sydney Motorsport Parkサーキットで毎年行われるチューニングカーのタイムアタック世界選手権のことで、ココアシステムズは5度目の参加です。ページ右側にこれまでの写真ありますよう。

今年から特殊計測機器をサポートする“チーム九州男児”R34スカイラインGT-RはこれのPRO AMクラス(アマチュアドライバー最上位クラス)に初参戦します。機材提供のTopFuel/VOLTEX S2000はPROクラス(プロドライバー最上位クラス)3度目の参戦。

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コースは1周約4kmの左回りで、上位勢は1コーナー(掲載のGoogleマップの地図、左上)を2G以上の横Gを受けながら200km/h以上で駆け抜けるところが一番の見どころ。ヘアピンの2コーナーを抜けるとそこから高低差の大きい丘のようなテクニカルゾーンが続き、複合の最終コーナーを抜けてゴール。トップスピードは280km/h前後でしょうか。

日本からはPRO/PRO AM/GT-Rクラスにあわせて6台が参戦します。先日大黒ふ頭でスペアパーツと共にコンテナ詰めされ、船で1ヶ月掛けオーストラリアに到着です。

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ちなみに昨年のトップタイムはVOLTEXフルエアロのTilton Interiors Racing エボ9(豪)で1分24秒8。風洞実験等でココアシステムズも極々わずかですが関わったこのクルマはたくさんのロールバーが張り巡らされており、これをどう見たのかパイプフレームと妄想しだから速いんだとおっしゃる方もいるようですが、海外は安全性に対する意識がとても強く重量増でタイムに響くとしてもドライバーを守る装備を最重要視する傾向です。当前ですがノーマルフレームを使った「チューニングカー」(市販改造車)で、それはWTACのレギュレーションでもあります。

下馬評では今年のPROクラス優勝筆頭候補はやはりこのエボ9ですが、昨年2位のMCA Supension S13シルビア(豪)、同4位 アンダー鈴木S15シルビア(日)、同5位 TopFuel/VOLTEX S2000(日)がこの1年間でどのような進化を遂げまたどう挑むのかに注目が集まってます。おととし1位・昨年3位のNemo Racing(豪)は今年不参加みたい。

“チーム九州男児”R34GT-R参戦のPRO AMクラスは参加車両の「PRO化」が著しくタイムも順位も全く想像つかない激戦区。初参戦のわれわれ“チーム九州男児”は短い時間の中でこの難しいコースにどこまであわせ込めるかがポイントになります。ダウンフォースのためにはレギュレーションギリギリの停車時車高5cmにあわせたいところですが国内テストではトップスピード時約1cmにまで「吸い寄せられて」おり路面が良くないこのコースだと「着陸」が予想されるので何かしらの対策が必要です。昨年のPRO AMトップタイムは1分30秒9でした。

今年新設のR35 GT-Rクラスは唯一の20インチ・スリックタイヤ使用ということで、PRO/PRO AMのSタイヤとタイムがどれだけ違うのかは1つの注目点。HKS GT-RのドライバーもつとめるNOB谷口選手に聞いたところ「速いけど、重いからねえ」とのこと。走ってからのお楽しみ、でしょうか(笑)。GT-Rクラスは車重1.5トンを下回ってはいけないので他とは300kg以上の差があります。

なおイベントの日程は以下の感じで、10月17,18日の2日間に15分ずつ計6回の走行枠が設けられラップタイムで順位が決められます。

10月15日 (大半の)日本チーム到着・車両整備
10月16日 練習走行
10月17日 タイムアタック1日目
10月18日 タイムアタック2日目
10月19日 ハーバーのパブでパーティー。といっても飲み物・食事は各自で買います(笑)

VOLTEX&ココアシステムズは10月13日に、「リアル九州男児」組は14日に現地入りし、走行準備を行います。