風洞実験の計測システム

実車風洞実験の内容はVOLTEXさんのブログまたはフェイスブックをご覧いただくとして、ここではココアシステムズ担当の計測システムを簡単に紹介します。

風洞を動かした時のダウンフォースは4輪それぞれに敷かれた大型の体重計(みたいなもの)で、ドラッグ(空気抵抗)は車両後端に水平設置されたバネばかり(みたいなもの)でその変化を計測しています。風速は風洞に設置されたピトー管という圧力センサーから拝借。

各センサーの生値を左端の装置に入力し、昨日載せた解析ソフトウェアで処理・記録します。

これを計測後すぐ、直前または過去のデータと比較してエアロデバイスの効果の判断をVOLTEXさんがし、この値だけでは見えない空気の流れを読みながらパーツを付けたり外したり大きくしたり小さくしたり角度を変えたりとひたすら試すわけです。

場合によっては車両各部の圧力や風量計測も加わりクルマは配線・配管だらけ。もちろん装置を作るのも付けるのも一苦労です。