GRスープラ 社外シート交換に必要な通信装置開発
2020年6月6日 13時17分 | カテゴリー : 製品情報 解析 開発
A PIT オートバックス東雲さんによる、現行A90 GRスープラのメモリ機能付き電動シートを取り外すのに必要な通信装置開発のお手伝いをしました。
RZ(とたぶんSZ-R)のグレードでは運転席シートが車両とCANで通信しているため、これまでRECAROやBRIDEなど社外シートに交換する場合、シート内蔵のモジュール一式を移植する非常に面倒な処理が必要でした。こうしないと始動ごとの異常警告やエアバッグのチェックランプが消えず車検に通りません。
そこでシートECUが無くても通信をいいあんばいにしておく装置を開発しました。サイドエアバッグキャンセルなどのアナログ的な処理は要りますがシート側は一切いじらないので再取り付けでも中古販売でも好都合です。
なお助手席やSZの運転席でもシートヒーター制御の通信をしていますが、こちらは外しても安全装備では無いためメーター類に表示はされないようです。ただシート温度調整のボタンを押すと警告は出るようですし、診断機には通信異常のダイアグが常時現れます。今のところこれの対策装置は作っていません。
詳しくは A PIT オートバックス東雲店 担当の小野さんまでお問い合わせください。ココアシステムズでは一切承りません。