読み込めなくなったハードディスク“Western Digital WD1600JS”の修理依頼がありました。電源を入れ少し経つとカコっという音ともにディスクの回転が止まるという症状です。

ベアリング不良なら温めだねとドライフルーツメーカー(3Dプリンターのフィラメントや湿度管理ができていなかった電子部品の除湿などにも便利)に60℃で3時間入れてみたところ、逆にうんともすんとも言わなくなってしまいました。あちゃー。
(実際には写真の向きとは裏表逆に温めます。そうでないとシールから漏れたオイルがディスク面に落ちちゃう恐れがあります)

分解してディスクを手で回してみました。引っかかりなど無いのでモーターか駆動回路のようです。ヘッドがディスク上にあって違和感ありますが古いドライブではこれが普通みたいですね。

運良く製造日が1日しか違わない同じ型式の中古品が手に入りました。

まず基板を交換してみる前に、故障HDDの個体情報が保存されたEEPROMをドナーのものと入れ替えます。表面実装部品の脱着は一般的にはちょっと難しいかもしれません。今回試してませんがEEPROMをはがさず中のデータを読み出してコピーするという手もあります。

なお単純な基板交換ではディスクが回るだけでマウントされませんでした。

元のEEPROMを使った基板で無事PCから認識されました。ただ分解したことで(十分注意しましたが)きっとホコリが入っているので早めにバックアップを取り、その後ドライブは捨てます。

コピーはUSB-SATA変換ケーブルとPCで行ってもいいんですがその間ちょっと不便なのでクローン機能付きHDDスタンドを使うのがラク。たぶんよけいなエラー検知機能とか無いのでよりローレベルでのコピーが行われることも期待できます。

お客さんのPCに戻し動作チェックを行って作業終わり。

修理、ご質問は承っておりません。