格安の光造形3Dプリンター “Anycubic Photon” が印刷時の化学反応でなかなかの異臭を放つんで、有機ガスフィルターを通して排気するようにしてみました。なおアダプター類はサイズの関係で別の熱熔解積層プリンター(QIDI TECH 1)で印刷しています。この投稿の最後でまとめて3Dデータ公開中。

排気部分はアダプターの他に防塵有機ガスフィルター “3M 3311J-100-S1”DCブロアファン “PABD19735BH”(結構高い)、降圧DC-DCモジュール(別のでも自作でもOK)に適当なケース、M4x100mmのネジ・ナット類2本セット(ホームセンターでたぶん購入可)を準備し組み立て、天板と入れ替えます。フィルターは割とぴったりはまりますが少しのすきまも気になる方は厚手のテープなどを巻いてください。ファンの12V電源は後述のようにPhotonから取りますがそのままだと騒音がすごいのでDC-DCモジュールで5V程度に調整して使うのがいいでしょう。容量のあるシロッコファンなのでそれでも吸引します。このモジュールはポテンションメーター左回しで電圧が下がるので購入直後はたくさんまわしてください。

上記のメインの作業前に、純正の排気機構を取り外します。本体裏側を外すと(ネジは両サイドの4本とフタを開けたところの2本)金属ケースに入った活性炭フィルタがあるので丸ごとポイ。六角レンチが入らないネジはプライヤーでちびちびつまんでください。排気ファンの配線がここにはさまれているので、切っちゃう場合はそのままでもいいです。

ここが純正排気ファンの12V電源なので、プラグをすきまから引っこ抜いて、別に準備した電線で先のDC-DCモジュールに接続します。プラスマイナスは基板にシルク印刷されていますが写真の赤線がプラス側です。配線は裏ブタのすきまを通すと思いますがこすれるところは充分保護をして下さい。

本体裏ブタの液晶パネルにつながるケーブル類が作業のじゃまになる場合、フラットケーブルは写真の黒いプレートの両端を爪でケーブル側に2mmほどゆっくりずらすと外れます。

排気穴はテープか、ムダにプレートをつくって塞ぎます。

吸気はフロント下部からだけさせたい!とこだわる場合、防水ソフトテープ “ニトムズ E0322”を半分に切り、折り返しの部分に(フタが閉まるよう)写真のように2mmほどずらして貼ります。

さて効果ですが、少し臭いは出るものの閉め切った部屋でも我慢できる範囲になりました。すごく軽減されています。作って良かったー。あとはフィルターがどれだけもつかですね。

 

■ おまけ

180度に開くフタのおかげで上と背後にムダにスペースが必要なので、90度で止められる部品をつくりました。使い方は下側の溝をPhotonのサイドに沿わせてずらしフタのエッジをとらえたら下側をパチンとはめる、という感じです。慣れれば簡単。Photonの製品誤差で修正が必要になるかもしれません。

思いのほか高額なUVレジンですが、オーストラリアのMONOCURE3Dが安いです。性能もそれなりなようですが送料・関税含めても割が合いそう。初回15%引き、今見たらクリスマス前セールで20%引きでした。4,5日で届きます。PhotonではRAPIDタイプを選んで下さい。スライサ設定は有志によるこちらの表が参考になります。

 

■ 3Dデータ(stl)

すべて熱溶解積層プリンター(サポート材無し)で印刷できます。サイズがわりとぴったりなのでPLAや収縮しづらい素材がおすすめ。ノズル0.4mm、ピッチ0.3mm、インフィル30%で印刷しました。なお一番大きい排気アダプターは141 x 141 x 37mmです。

フィルターアダプター ベース
フィルターアダプター トップ
排気口をふさぐプレート
おまけのドアストッパー