3DプリンターでつくるGoProのねじ用レンチ

先日GoProで撮ったローンチコントロール風味の車両外付け動画が、アームのネジを手で強く締めていたにもかかわらず、途中でずれていました。

増し締め用レンチが社外アクセサリーキットのおまけでついてくる場合がありますが、GoPro互換ネジはサイズがどれもびみょーに異なるので入らなかったり、板状なのですっぽ抜けたりと結構まんどくさいので、使いやすく手持ちの全ネジ対応のものを熱溶解積層3Dプリンター(FDM)で作りました。ページ最後でデータを公開します。

メインで使うのは持ち手があるレンチタイプで、ストラップでも付けてGoProと一緒に1,2本常備しておきましょう。

歯を8角(?)にしたので45°でネジにあいます。接触部がだいぶ小さいですが通常使用では強度に問題ありませんでした。ただ斜めに力をかけると壊れやすいので、頭の部分に親指や人差し指を添えて回すのがコツです。

薄口なので隙間があまりないネジも回せます。

丸いタイプは、3/8インチ(9.6mm)のソケットレンチと、12mmのメガネレンチに差し込んで使えます。力がかけられる4角も準備しました。ソケットは(見よう見まねで)ボールロックの溝もつけてあります。

 

■ 3Dデータ

素材はABS・PLAどっちでもいいですが個体差での微調整を考えると加工が楽なABSがいいかも。強度を上げるため内部充填率(インフィル)は100%にします。メガネレンチで使うタイプはサポート材とラフトが要るでしょう。個体差でネジが入らない場合は1%前後大きく印刷するとかするのも手です。

8角レンチタイプ
8角ソケットタイプ
4角ソケットタイプ
8角ナットタイプ
4角ナットタイプ

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