タイヤラウンジ製の ZC33S スイフトスポーツ用新電子パーツ“BOSS”(ビー・オー・エス・エス。Brake Override System Selector)+拡張パックが2021年末発売予定です。今のところ1型MTセーフティーパッケージ無し車専用。2型や他グレードについては追って確認します。技術協力。

開発に2年もかかった理由の1つは、BOSSには純正ブレーキオーバーライドシステム(BOS / ブレーキ時はスロットルを開けない安全装備)をキャンセルするのに必要な車両通信中のブレーキ情報群を調整する仕組みが含まれており、この調整に時間がかかったため。もう1つはその間に、BOSSの通信制御を応用した(BOSとはもはや関係の無い)便利な機能がいくつか(ついでに)開発でき、それを個別の製品にせず可能な限り全部組み込んだためです。

製品は冒頭のように“BOSS本体”と“拡張パック”の2つが販売されます。車両内で取り付ける(通信調整する)位置がそれぞれ異なるため、セットでも別々にでも導入頂けるようにしました。

単体および併用したときに追加される機能は以下のとおりです。発売までに変更されるかもしれません。

 

■ BOSS本体でできること
・BOSのキャンセル(同社製VSCキャンセラー作用時または純正ESPオフ時)

■ 拡張パックでできること
・メーターへのオープニング(ニードルスイープ)の追加
・競技などでABSヒューズを抜くと使用できなくなるセンターディスプレイ機能の復帰

■ BOSS+拡張パックでさらにできること
・重ステ防止(スポーツ走行で急にパワステが効かなくなるのをかなり防ぎます)
・フラットフットシフト(シフトアップ時にアクセル全開のままクラッチを切ると、エンジン回転がある度制御されブーストを少々かけた状態になり、次ギアでのブースト待ちのロスが減ります)
・ローンチコントロール(風味。発進時にクラッチを切ってアクセルを踏み込むと、ブースト少々+設定エンジン回転が維持されるので、ロケットスタートができます)
・パワステアシスト(ステアリングが軽くなります)
・コーナリングアシスト(純正の姿勢制御を調整し、ハンドルを切った以上に車を曲げます。逆も可)

上記のいくつかは開発中のものをブログの [スイフト] カテゴリーに載せています。またフラットフットシフトのサーキットテスト動画は以下をどうぞ。

動画ではスロットルでエンジン回転を調整と説明されてますが実は少し違ってて、シフトチェンジ時も電スロは100%、点火調整だけです。アイドリング(無負荷)でアクセルを踏んでもブーストはかかりません。

 

使用にあたりECUの書き換えは不要ですが、バブリングやローンチコントロールモドキといったオプションが付けられている場合、一部機能は正常に動作しない可能性があります。

またBOSSにはトラクションコントロールをカットする機能はありませんので同社製VSCキャンセラーとの併用が効果的です。

 

複雑な装置のためしばらくはタイヤラウンジ店頭(埼玉県皆野町)での予約取付のみ行われ、通信販売はありません。BOSSのアシスト系機能は車両に問題があるとESP不具合につながるため同時に点検も実施します。なお半導体不足の影響でしばらくは販売数が極めて少ないと思われます。

ご購入・お問い合わせはタイヤラウンジまで。ココアシステムズでは承りません。