アーカイブ : 2020年 6月

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GRスープラ 社外シート交換に必要な通信装置開発

A PIT オートバックス東雲さんによる、現行A90 GRスープラのメモリ機能付き電動シートを取り外すのに必要な通信装置開発のお手伝いをしました。

RZ(とたぶんSZ-R)のグレードでは運転席シートが車両とCANで通信しているため、これまでRECAROやBRIDなど社外シートに交換する場合、シート内蔵のモジュール一式を移植する非常に面倒な処理が必要でした。こうしないと始動ごとの異常警告やエアバッグのチェックランプが消えず車検に通りません。

そこでシートECUが無くても通信をいいあんばいにしておく装置を開発しました。サイドエアバッグキャンセルなどのアナログ的な処理は要りますがシート側は一切いじらないので再取り付けでも中古販売でも好都合です。

なお助手席やSZの運転席でもシートヒーター制御の通信をしていますが、こちらは外しても安全装備では無いためメーター類に表示はされないようです。ただシート温度調整のボタンを押すと警告は出るようですし、診断機には通信異常のダイアグが常時現れます。今のところこれの対策装置は作っていません。

詳しくは A PIT オートバックス東雲店 担当の小野さんまでお問い合わせください。ココアシステムズでは一切承りません。

ZC33S スイスポ ブレーキオーバーライド解除

以前からタイヤラウンジさんと研究していた ZC33S スイフトスポーツの純正ブレーキオーバーライドシステム(BOS)の解除ができました。

BOSはアクセルよりブレーキを優先する安全機能ですが、例えばヒールアンドトゥーや左足でのちょんブレーキ時にアクセルペダルを踏んでいても電子制御スロットルを閉じてしまうため、スポーツ走行では全く必要ありません。こういった条件ではBOSを効かせない車種もありますがスイスポはお構いなしに減速します。

またまた車種によってはブレーキスイッチ配線の加工で済む場合もありますが、このクルマでそれを行うとブレーキ液圧などとの変化が合わず様々なECUにダイアグが出てエンジン出力を抑える制御を入れてしまいます。あわせてメーターディスプレイに表示されるたくさんのエラー警告も非常にじゃま。

今回はそのあたりの通信を全ていいあんばいにすることでエラー表示もダイアグも無くBOS解除ができました。

発売はもう少し先のようですが詳しくはタイヤラウンジさんまでお問い合わせください。

VPro 3.4/4.0 ログ高速ダウンロード装置開発中

社外エンジンECU F-CON V Pro (以下VPro) 3.4/4.0用のログデータ高速ダウンロード装置をDo-Luckさんと開発中です。

過去にロガー(非売品)を作ったVPro 3.3までと違い3.4/4.0は本体内部に充分なログが取れますが、そのダウンロードにすごく時間がかかるためあまり使われていないようなのです。非常にもったいない。

社外メーターディスプレイと接続するDo-Luck製“V CAN BOX”の技術協力でVPro 3.4/4.0の通信にはだいぶ余裕があることがわかっており、これを詰めれば2〜3倍速になるのではとの期待先行で、まずはログ読み出しの通信解析をはじめました。

仕組みがだいたいつかめたところで割と高額なツールと簡単なプログラムで最短のログダウンロードを行ってみたところ、通信負荷が純正28%・理論値39%と1.4倍速にしかならないことがわかりました。もしかしたら本体内部の不揮発メモリの遅さが原因で、VProのファームウェアでも次のログデータを先読みするなど頑張ってるようですが、これが限界かもしれません。

これで製品化自体悩ましくなってきましたが、高額なツール同等速の(比較的)安価な通信装置と(いくぶん)高機能なソフトウェアでログのダウンロードが少しは快適になるかもしれないので、細々と開発は続けていくつもりです。

ただ高速処理のために今回初めて使ったマイコンが今のところうまく通信してくれなくて少しメゲています。

スズキ ESPシステム要点検 エラー修復装置

スイフトスポーツ(ZC33S)やジムニー・ジムニーシエラ(JB64W/JB74W)で多い、ステアリング交換時のミスなどによる“ESPシステム要点検”エラーを修復する装置を製作しました。

こうなると修理にはたいていステアリング舵角センサー・ESP(ABS)ユニット交換で20まんえんコースなところをタイヤラウンジさん(埼玉県)と部品無交換で直せたという記事を過去に書きましたが、それに必要な一部の操作をこの装置に仕込みました。

なお診断含めタイヤラウンジさんによる作業が別途必要でこれだけあってもあまり意味がありませんから貸出・販売は行いません。ご質問にもお答えできません(スズキの開発部門のぞく)。

このエラーの修理依頼はタイヤラウンジさんまで。ご予約、車両持ち込み必須です。

集中リレー・ヒューズモジュールで外部スイッチ連動

こちらの続き。

このモジュールのオンオフ機能を、右の純正ボタンと今回作成のタッチ液晶ディスプレイで連動するようにしました。ボタン右上をオンにすると液晶右上もオンになり、オフも同じ動作。同じものを2つつける理由は、つくっておいてなんですがディスプレイスイッチがまだ信頼できないからです。。。

モジュールには2chのスイッチが接続できるので簡単そうですが、内部的には全部別のスイッチ扱いのため、1つのリレーにスイッチを2つ割り当てると並列または直列接続になりあんばいがよくありません。並列ではどちらかでオンにしたリレーをもう一方でオフにできず、直列では2つオンにしないとリレーがオンになりません。

そこでボタンとリレーモジュールは接続せず(CANなので配線的にはつながってる)、少々面倒ですがボタンを含む全ての通信をディスプレイで調整することで、先の動作が実現できました。