カテゴリー : 開発
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2014年11月15日 21時27分 |
カテゴリー : 社外ECU 開発

F-CON V Proロガー(開発中)の設定ツールをつくりました。
通常のPC-VProケーブルをロガーのVPro用ポートに接続して設定を行います(要クロスアダプター)。ロガーに設定専用のコネクターを付けなくて済むのでつくるのがちょびっと楽ちん。
あと、手動ボタンで行うログの開始・停止を、通信データ中のいくつかの項目で自動的に行う機能もつけました。慌ただしいサーキット走行時などではログ開始のスイッチを押すたったそれだけのことが意外と難しいんですよね。
停止の方は設定する条件以外にも内部的にいろいろ仕込んだので、記録中にSDカードを引っこ抜くことさえしなければまずログが飛ぶことはありません。たぶん(笑)。
Facebookページに書いた時刻設定(ログファイルのタイムスタンプ用)もここで行います。
今のところVProロガーの発売予定はありません。
2014年11月11日 01時36分 |
カテゴリー : 解析 開発

輸入車チューニングで有名な ジェイファクトリーさん で、アウディーTTの通信解析サポートを行いました。
外車は過去に行ったメルセデスベンツの複雑怪奇なシステムが頭にあってちょっとゆううつな面もあったのですが、アウディーはフェイルセーフの部分が先進的で通信も国産車とは少し違うテイストな感じはしましたけど、ややこしいことは全部ジェイファクトリーさんから教われたこともあり、初回としてはおおむね順調に終了しました。
しかし外車のアルファベットと数字の組み合わせな車名(?)はなかなか覚えられませんです(笑)。
2014年10月25日 19時03分 |
カテゴリー : 社外ECU 開発

先週までのWorld Time Attack Challengeでは結局使われることのなかったF-CON V Proロガー(×2)ですが地味にバージョンアップしました。
これまでは使用できるVProのバージョン(3.2x / 3.3)と通信速度(38400bps / 56000bps)は固定でしたが、接続時に適切な状態を探して自分で設定するようにしました。簡単な仕組みですけどなにげに便利。38400bps時はログを取る間隔がちょびっと遅くなります。
あとSDカードのフォーマットも本体だけでできるようにしときました。間違って消さないよう裏技みたいな方法なので現場じゃ忘れちゃうかもですけど(笑)。
来週は(なぜか)タイのレースで動作テストです。
なおこのVProロガー、プロショップさんなどからたまに問い合わせをいただきますが、今のところ非売品で、サポートカーと取引先さんにお貸しするだけです。もし製品化するにしても細かいところをもう少し改善してからですかね。
2014年10月4日 15時49分 |
カテゴリー : 社外ECU 開発

地味に続けてた F-CON V Proロガー試作機のだいたい最終版ができました。
VPro 3.2x/3.3のデータをプロショップ専用ソフト“PowerWriter”で見られる形式で全項目をSDカードに記録します。オプションのボタンでマーキングも可能。
余計な機能は省きシンプルにしました。試作機2号さんにあったRacetechnology DL1やGPSへの接続なども名残惜しいけどさようなら。
SDカードのフォーマットや細かい設定等はVProコネクターをPCにつないで行います。PC用のソフトウェアはまだなんもつくってませんが(笑)。
2週間後にオーストラリアで行われるワールドタイムアタックチャレンジ参戦のココアシステムズサポート車両、チーム九州男児R34GT-RとTopFuel/VOLTEX S2000用にVProロガーは2台準備しました。全日エンジン絶好調だと出番は無いと思いますがもしもの時に備えます。
非売品ですのでお問い合わせ等はご遠慮ください。
2014年8月21日 00時42分 |
カテゴリー : [車種]S2000 WTAC 開発

サポートする“チーム九州男児”R34GT-Rは大馬力ゆえ、振れるドライブシャフトが車輪速センサーに当たらないよう安全のため純正位置から少し調整されています。
そのためセンサー出力が弱いところがありロガーで一部の車輪速センサーの値が拾えていませんでした。
車輪速(4つのタイヤのそれぞれの回転数)はトラクション確認のためできればチェックしたいので波形整形装置を急きょ製作しました。ちょっとの振幅でも0-12Vの矩形波に変換します。
実はこの装置、10月に行われるWorldTimeAttackChallengeまでに作ればいいかなあと余裕でいたものだったんですが、明日九州で使います。実車でロガーが認識してくれるか、などといった確認全てはその時です(^^;)。
2014年8月3日 17時21分 |
カテゴリー : [車種]GT-R WTAC 開発

スカイラインGT-R用アテーサ(四駆)モニターを試作しました。もちろん豪WorldTimeAttackChallenge参戦“チーム九州男児”R34スカイラインGT-R用です。
このモニターは「つながる」「離す」を繰り返して油圧をコントロールするトランスファー(四駆)ソレノイドの動作時間の割合を表示します。ただ停車状態でも一定の油圧をかけてるので、グラフが見やすいようその分引く機能はつけときました。このあたりの数値は純正四駆ECUの種類によって変わるのではと思います。ちなみにGT-Rは前後比0:100のFR状態には絶対になりません(理由は割愛)。
例えばこのモニターでトランスファーの動きを見ながらアクセルコントロールを行えば、四駆が良いあんばいにかかったところでパワーをのせ豪快に立ち上がる“The GT-R”な走りができる、、、かも。テールスライドしてからフロントがひっぱりはじめても時すでに遅し。無駄に滑らさずアクセルオンを一瞬遅らせてでもアテーサが効き始めてから加速させるのがタイムアップの秘訣です。
なお写ってない親機の方にはいつものロガー用出力とかついてますが地味なので載せません(笑)。
2014年7月17日 15時45分 |
カテゴリー : [車種]GT-R 解析 開発

ドゥーラックさんとR35 GT-Rの新製品開発をはじめました。研究段階なので公開は控えますが、技術協力した同車種用アテーサコントローラー“DTM2”に次ぐ車両制御系電子パーツです。

ちなみにこれは車両通信解析の途中で見つけたメーター表示。ギアポジションを示しており、現在「8速」です。もちろんGT-Rは6速トランスミッションなので通常表示されることはありません。このあたりをうまく使えば簡単なディスプレイ代わりになりそうです。
2014年7月9日 18時45分 |
カテゴリー : [車種]GT-R WTAC 開発

先週末より福岡でワールドタイムアタックチャレンジ(WTAC)参戦“チーム九州男児”のミーティングを行い、エアロデバイスの開発が行われている三重のボルテックスさん新工場にて車両にセンサー・ロガーを取り付けてきました。Facebookには細々書いてましたので興味ある方はそちらもどうぞ。

VOLTEXさん所有の映像合成装置“VIDEO4”も設置しました。車両情報とインカービデオがリアルタイムに合成記録されるため走行直後に状況が把握できるのが便利です。またログとビデオがリンクするので解析時に視覚と数値で迅速な判断ができます。
ところでこの車両、ぱっと見はそれほど激しさを感じさせませんが、中身はオーナーとボディーショップオガタさんによる作り込みがすごく、なぜ他のGT-Rから何歩も抜きんでてるかという理由がよくわかりました。作業中いちいち感心しちゃうこういう深い愛情が感じられるクルマには自然とこちらも気持ちが入ります(^^)。
あ。唐突ですがチーム九州男児のメンバーを紹介します。
車両オーナー・ドライバー…宮田純彦さん(アマチュア)
車両製作…ボディーショップオガタさん
足回り…ケンズオートさん
ECUセッティング…ディサイドさん
ブレーキ…九州男児商会さん
エアロデバイス…VOLTEXさん
計測…ココアシステムズ
現在各職人により車両準備が進められており来月シェイクダウンです。その後テストを繰り返し9月コンテナ詰め、10月オーストラリアでタイムアタック本番という予定。
皆様応援よろしくお願いいたします。
2014年6月30日 02時34分 |
カテゴリー : [車種]GT-R WTAC 開発

WTAC参戦のGT-R(過去記事)用に新型のアテーサコントローラを作っています。
カタチから入るタイプなのでまずは楽しいインタフェース設計から。一部イメージですがタッチパネルのボタン類は全部動作します。
完成しなかったら恥ずかしいので詳しい説明はちゃんと動くようになってからですが(笑)、使用には一般的なタイプのアテーサコントローラ(DoLuck製デジタルGセンサー含む)と組み合わせることを想定しています。
大馬力車両特有の、アテーサが効き始めるとっくの前にリヤタイヤが滑っちゃってるという運転のしづらさが解消できるといいのですが。
2014年6月3日 22時44分 |
カテゴリー : 社外ECU 開発

F-CON V Proロガーの試作機2号を製作しました。
ケースに入れるとなんかそれっぽくなりますね。ちなみに文字とロゴはテプラ。
実際にかたちにしてみることで部品配置の問題や使い勝手などが確認できます。また愛着も急に沸いてきます(笑)。
あと写真でもわかるようにGPS機能増設用のポートもつけてみました。ただ専用ビュワーを作る必要があるので実際に採用するかは未確定です。
2014年5月18日 01時30分 |
カテゴリー : 社外ECU 開発

F-CON V Pro(以下VPro)ロガーの試作機ができました。
VProから読み出した内部データをプロチューナー専用ソフト“PowerWriter”で開くことができるログ(全項目)にしてSDカードに保存し、またココアシステムズ常用のデータロガー“Racetechnology DL1”に入力できるデジタルデータを送信します。
完成はまだ先ですがとりあえずこれら基本動作は問題ないのでこのまま開発を続けられることが確認でき安心しました。
10月に行われるWorld Time Attack Challenge(WTAC)には間に合いそうです。
#通信パラメーター等ご質問にはお答えできません。
2014年5月7日 00時45分 |
カテゴリー : 社外ECU 解析 開発

汎用エンジンコンピュータ“HKS F-CON V Pro”(ブイプロ)の通信解析をあるプロショップご協力の下すすめています。といっても走行データを記録するのに単に内部値が知りたいだけですが。
このバージョンのVProではデータモニター(プロショップ専用ソフトウェア内の機能)にある103項目のうち現在97項目が判明しました。
(追記 : 全部わかりました)
内部データがわかると燃料噴射量・点火時期がエンジン回転×負荷などからの想像ではなくECU(VPro)が指定した値(マップ・補正)として確認できるので特に不具合調査時に力を発揮します。
今年ワールドタイムアタックチャレンジ(WTAC/オーストラリア/10月)参戦のサポート車両2台はどちらもVProで動いており、うち1台は初参戦なので、指定燃料でのセッティングチェックにもいくらか役に立つのではと思います。
ココアシステムズは今年はWTACに行かないのでプロチューナーが現場で簡単に使えるものに仕上げる予定です。
#通信パラメーター等ご質問にはお答えできません
2014年4月28日 12時58分 |
カテゴリー : 開発

6気筒エンジンのシリンダーヘッドまわり(6カ所)の温度変化を知りたいというご依頼で、安価なK型熱電対を用いた計測機をつくりました。
といっても便利な専用アンプICが存在するのでそれを使った簡単な回路を6こつなげ、その出力をデータ集録装置(DAQ)に接続しただけ。
今回はシャシダイでの確認なのでPCで記録します。実走で使用することになった場合はまた考えます(笑)。
2013年12月18日 22時04分 |
カテゴリー : [車種]ランサー 開発

先日筑波サーキットで行った製品開発走行をプロカメラマンの金子信敏さんに撮影していただきました。ドライバーはターザン山田さん、車両はココアシステムズ開発車両のランサーエボリューションX。
どの写真も素人が手を入れられない完璧なショットで、プロの撮影技術に脱帽するばかり。掲載した2枚もナンバー修正とリサイズをしただけです。
金子さんどうもありがとうございました。
2013年12月4日 08時46分 |
カテゴリー : [車種]ランサー 開発

四駆コントローラ(開発中)のテストをしてきました。
装置自体はロングテストも終わっており、開発ドライバーのターザン山田さんとともにこのところはランサーエボリューション10の特殊な四駆制御にあわせた最適マップの制作をしています。
2013年9月14日 10時25分 |
カテゴリー : [車種]GT-R イベント 製品情報 開発

展示会デモ用に、R35GT-Rの純正Gセンサー(CAN)を汎用加速度・ジャイロセンサーを用いておおむねエミュレートした装置を仕込んだプラモデルをつくりました。
またその出力をモニターする簡単なソフトウェアも準備し、外付けタッチディスプレイで少し遊べるようにもしてみました。Gサークルのつぶつぶが気持ち悪いです(笑)。
2013年8月17日 18時21分 |
カテゴリー : [車種]スイフト 開発

技術協力を行っているバトルビーレーシング製ZC31Sスイフトスポーツ用VSC(ESP)キャンセラーがもうすぐ完成のようです。
この装置を取り付けることで純正のボタン操作では切りきれない横滑り防止・トラクションコントロール機能を完全オフにできます。OBD2ポートへのポン付けで、また装着中はエンジン再始動後も設定状態が続く状態保持機能付き。
発売中の86/BRZ用も大変でしたがZC31S用はそれ以上に時間がかかりました。
スポーツ走行・サーキット走行好きなスイスポユーザはぜひ。なおZC32S用は発売中です。
発売日等詳細はバトルビーレーシングさんまでどうぞ。
追記 : 発売されました。詳細はこちら
2013年7月30日 19時18分 |
カテゴリー : [車種]スイフト 開発

Battle Bee Racing(BBR)さん発売予定のZC31Sスイフトスポーツ用新製品の技術協力を行っています。
開発は思いの外順調なようですので発表も近そうです。
ZC31Sユーザさんは今後のBBRさんウェブサイトまたはFacebookを要チェックですね(^^)。
2013年7月26日 21時29分 |
カテゴリー : 解析 開発

はじめて挑む車両の通信解析を行う前に、その車両につく無関係なECUを用いて机上で事前に解析練習をすることにしました。
今回の場合はこうすることで実車での作業時間がかなり短縮できる見込みです。
OEMですので詳細は伏せますが1,2ヶ月中には製品にしたいですね。
ちなみに写真の配線、ほんとはこんなにたくさん要りません。大半はECUの下に敷いてるだけです(笑)。
2013年7月20日 19時14分 |
カテゴリー : [車種]S2000 WTAC 開発

ワールドタイムアタックチャレンジに参戦するTopFuel/VOLTEX S2000RRはトランスミッションが社外品(ホリンジャー製6速シーケンシャルドグ)なので車速情報が取れませんでしたが、ABS撤去の際に外されていた車輪速センサーを今回ロガー用に再度つけていただいたので、それを元に簡易車速パルスを生成というか車輪速パルスを整形する装置つくってみました。
(一般的に「車速」はトランスミッションなどからひろう信号、「車輪速」は4輪それぞれからひろう信号とお考えください。ただ現代のクルマの多くは車速センサーが存在せず車輪速センサーのみの構成となっているようです)
S2000の車輪速センサー出力は速度によって周期と振幅がかわるサイン波(?)で、これを簡単なアナログ回路で0-5Vの矩形波に整形します。ただこれだけでは「車速パルス」とは言えませんが、トップフューエルさんがお持ちの外部装置で車速に修正できるそうなので、今回特にそのあたりの変換回路はつけませんでした。