アーカイブ : 2018年 11月

アーカイブの選択をクリアする

3Dプリンターのモーター動作異常を修理

QIDI TECH 1というMakerbot Replicator互換の熱溶解積層3Dプリンターを使用中、X軸のステッピングモーターが突然グガガガガガっという異音とともに震えはじめました。

JOG MODEで動作させながらモーター配線を2本ずつオシロで見ていくと1つだけ信号が出ていません。

使われている電線は普通のキャブタイヤケーブルのようで、印刷に伴う度重なる折曲げで断線したっぽいです。モータードライバー故障の可能性もありましたが今回は違いました。

モーターに使われていた JST PH コネクター はたまたま在庫していたので、工作機械の可動部用の柔軟な電線を使い、再度切れてもすぐ直せるようてきとうなコネクターで脱着できるものに交換しました。

ハーネス固定用のネジはスタッドなので側面パネルを外す必要はありませんが、でも外した方が作業は楽でしょう。

同じ回数折り曲げられている原点センサーの配線も可動部用に交換するつもりでしたがこっちはシールド線で、手持ちが無かったので中止。センサーコネクターは MOLEX SL 50-57-9404 です。

純正配線の太さは、モーター用がAWG22、原点センサー用がAWG24でした。

親戚のFLASHFORGE Creator Proなども含め、UFOキャッチャー型の古めな格安3Dプリンターでは同じ症状が出るかもしれません。

壊れたHDDを基板交換して修理

読み込めなくなったハードディスク(Western Digital WD1600JS)の修理依頼がありました。電源を入れ少し経つとカコっという音ともにディスクの回転が止まるという症状です。

ベアリング不良なら温めだねっ!とドライフルーツメーカー(3Dプリンターのフィラメントや湿度管理ができていなかった電子部品の除湿にも便利)に60℃ 3時間入れてみたところ、逆にうんともすんとも言わなくなってしまいました。あちゃー。
(実際には写真の向きとは裏表逆に温めます。そうでないとシールから漏れたオイルがディスク面に落ちちゃう恐れがあります)

分解してディスクを手で回してみました。引っかかりなど無いのでモーターか駆動回路じゃないかと想像。電気入れていると基板の電源回路がみょうに熱くなっています。

ヘッドがディスク上にあって違和感ありますが古いドライブではこれが普通みたいですね。

運良く製造日が1日しか違わない同じ型式の中古品が手に入りました。

基板交換にあたり故障HDDの個体情報が保存されたEEPROMをドナーのものと入れ替えます。そうでないとディスクが回るだけでマウントされませんでした。表面実装部品の脱着は一般的にはちょっと難しいかもしれません。今回試してませんがEEPROMをはがさずピンにICクリップをつけROMライターでデータをコピーするという手もあります。

無事PCから認識されました。ただ分解したことで(十分注意しましたが)きっとホコリが入っているので早めにバックアップを取りその後ドライブは捨てます。

コピーはUSB-SATA変換ケーブルとPCで行ってもいいんですがその間ちょっと不便なのでクローン機能付きHDDスタンドを使うのがラク。たぶんよけいなエラー検知機能とか無いのでよりローレベルでのコピーが行われることも少し期待できます。

お客さんのPCに戻し動作チェックを行って作業終わり。

修理、ご質問は承っておりません。

86/BRZ用VSC Canceller II

オートプロデュースボスさんから86/BRZ用 VSC Canceller II が発売されました。技術協力。

トラクションコントロールを全カットする VSC Canceller はスポーツ走行には今や定番のアイテムですが、II ではこれにABS(VDC)異常時の警告LEDとリセット機能が追加されました

同車ラジアルタイヤコースレコードをいくつかのサーキットで持つボス号はGやヨーがABSの設定限界を超えるのかエラーでブレーキが正常に効かなくなることがあり、全開アタックに支障をきたしていました。そこで同社にて、ABS異常時ドライバーに注意を喚起し、また無事ピットまで戻れるための制御を組み込んだ装置が開発されました。アタックカーで2年近くテストしており効果はタイムが実証済です。

年々86/BRZのチューニングやタイヤグリップのレベルが純正からかけ離れてきているので、ショップデモカークラスでは安全のため VSC Canceller II を装着なさることを割と強くおすすめします。サーキットユースオンリー。

詳しくは Auto Produce BOSS さんまでお問い合わせください。

VirtualBoxが“VT-x is disabled”で起動できない

Windowsの古いアプリケーションは現行OSで動かない場合があるので VirtualBox という仮想化ソフトウェアでXP等を起動してそこで使ったりします。

それがいつの間にか“VT-x is disabled in the BIOS for all CPU modes (VERR_VMX_MSR_ALL_VMX_DISABLED)”とのエラーでOSが起動しなくなりました。BIOSのVT-xがEnabledになっていることは確認済。

VirtualBOXのVM設定の [アクセラレーション] も選択できなくなっています。

一般的には [Windowsの機能] ([コントロールパネル] – [プログラムと機能] – [Windowsの機能の有効化または無効化]) の“Hyper-V”に入っているチェックを外すようですが、うちの場合は入っていません。

さてその場合の解法(?)ですが、

1. Hyper-Vにチェックを入れて再起動
2. Hyper-Vのチェックを外して再起動

でした。なにそれーって感じです。先の [アクセラレーション] も選べるようになり無事WindowsXPが起動できました。

ただその後ネットワークの一部がつながらなくなっていました。Hyper-Vのオン・オフでナゾの“vEthernet”アダプターが追加されていたのでこれを無効にすることで接続不良が解消されました。