事務所のNAS(ネットワークのディスクドライブみたいなの)に NETGEAR ReadyNAS 526X(標準メモリ4GB) を追加したので ReadyNAS 316(メモリ4GBに交換済み) とのちょー簡単な比較をしました。バックアップに使ってる ReadyNAS 104 も一部参戦。

cpuinfo によるとCPUは以下の通り。526Xと316は2コア4スレッドです。
526X : Intel(R) Pentium(R) CPU D1508 @ 2.20GHz
316 : Intel(R) Atom(TM) CPU D2701 @ 2.13GHz
104 : ARMv7 Processor rev 1 (v7l)

sysbench のCPUベンチマーク(最大探索数はデフォルトの10,000回)はスレッド1/2/4の順で以下の通り。526XのCPU性能は316の5〜7倍高速と言えそうです。
526X : 13.1584s / 6.7406s / 4.1615s
316 : 71.6511s / 35.8734s / 29.3546s
104 : 688.8955s / 688.7690s / 689.0231s

さてここからはNASの実性能に近づいたテストを。といっても使用しているディスクが以下の通り違うのでそこらへんは脳内補完してください。なお526Xはこれまで使ってた316のフルコピーが終わった状態(使用量がほぼ同じ)です。

526X : WD Red WD40EFRX-RT2 (4TB) x 3台のX-RAID(RAID5)、使用量2.48TB
316 : WD Red WD30EFRX (3TB) x 3台のX-RAID(RAID5)、使用量2.48TB

1GbpsのLANでつながるWindows10からのCrystalDiskMarkのデータから。以前から気になってたSMB3.0暗号化通信のEnableとDisableですが、まあ同じですね。そもそもWindows10がどういう設定か知りませんが。。。


526X BitRot保護オン・SMB3.0暗号化オン


526X BitRot保護オン・SMB3.0暗号化オフ

問題は次です。BitRot保護(リードエラー時にファイルを修復する機能)をオフにすると、なぜか4K Q32T1のWriteだけがかなり落ちてしまいます。2度試しましたが同じでした。まあ通常のファイル置き場として使うならBitRot保護オンがベターですね。


526X BitRot保護オフ・SMB3.0暗号化オン

316だと以下の通り。526Xとの比較は一番はじめのスクリーンショットとどうぞ。繰り返しますが使用しているディスクが違います。ただそれでもReadよりWriteの性能の方がぐっと低くなっているのは、ディスク性能より、RAID5のパリティ計算を行うCPU性能の差と考えて良いと思います。


316 BitRot保護オン・SMB3.0暗号化オン

両機のSeq Q32T1が同じなのは1Gbpsのネットワークがボトルネックになっているためです。

次は過去にハマったスクラブ(ファイルの自然破損を防ぐために全領域を再書き込みする機能)の所要時間比較です。時間がかかることがわかっているスナップショットは今回どちらも0でディスクの条件は先の通り。総容量12TBの526Xの方が、9TBの316より1割ほど高速でした。

526X : 10時間15分
316 : 11時間27分

当然ですが今後は526Xをメインに、これのバックアップに316を使っていきます。104はポイ。

 

■ 追記 18/01/25

526Xは10Gbps対応なので、同じく10GbpsのNIC “ASUS XG-C100C”をWindows機に追加し、直結しました(CAT7/ストレート)。526Xはネットワークポートが2つあるので、一方を通常のLANにつなげたまま、こういうちょっとへんな(?)接続もできます。

早速ベンチマークを取ったんですが、ただリトライ回数を増やすと特にReadはどんどん数値が増えることに今さら気付いちゃいました。当初よりメモリ容量以上の8GiBでのテストでしたがやっぱキャッシュに入っちゃってるんですね。。。ということでもはや全体的によくわからないテストです。

これが初期状態で計測したところ。WD40EFRX-RT2の内部データ転送レート最大150MB/sなので3台が並列MAXで動いた理論値は450MB/sだと思いますが、シーケンシャルReadはそれを大きく越えてます(^^;)。

Windows、526XともMTUを9014にしたところ。5KiB Q32T1のWriteが倍以上に。何が信頼できる数値なのかはこれを見ている方におまかせします。

ちなみに1GiBでやるとこんな感じ(笑)。

Windowsに入れたXG-C100Cは現時点で最安の10Gbps NICだったのでちょっと不安でしたが、先の1GiBベンチマークのシーケンシャルRead測定中のタスクマネージャでは最大理論値が出てました。ほんと?

なんとなく参考にして下さい。